“仕事を終えた包丁は今でも僕の宝物です”

包丁とは、僕にとっては文字を書く鉛筆のような存在です。うまく刃を滑らせれば自然の摂理にそって材料を解体してくれます。そんな愛着のある包丁が刃こぼれしたり錆びたりしたら悲しくなります。だらか毎日手入れをしてやります。間違って使えば人を傷つけますが、大事にしてやればその身を細くして尽くしてくれます。仕事を終えた包丁は、今でも僕の宝物です。