ごはんや一芯大阪店のこと。

もう昨年春の話になってしまいますが、「ごはんや一芯 大阪店」リニューアルいたしました。

以前は営業時間が夜のみでしたが
リニューアルを機に昼の営業も開始し、
ランチも行っております。

実はごはんや一芯大阪店は、東京・代官山店よりも面積も広く、
客席数も多いのです。 

ごはんや一芯という業態は現在、代官山、大阪、京都、神戸と
4店舗を展開していますが
チェーン店ではありません。
たとえば豚の角煮のメニューひとつ取っても店によって
少しずつレシピが違います。

企業としてレストラン業を営んでいると
得てしてどこで食べても同じ味を出せる「再現性」を追求しがちなのですが
ごはんや一芯は真逆なのです。

どの一芯でも料理長が現場の判断で 
料理を決めて出しているのですが、
そういう現在のスタイルが確立される
きっかけをつくったのが大阪店でした。

さらに、オススメメニューを充実させることを
率先して行ったのも大阪店でした。
これによってお店のファンが着実に増えていき、
結果、ごはんや一芯の他の店舗や、とうふ空野などの別業態などでも
オススメの一品が強化されていきました。

料理を提供する上での姿勢を成熟させてくれたのが 
ごはんや一芯 大阪店だったと言えます。

ごはんや一芯の特徴は料理人。
それを楽しみに、ぜひ大阪店にいらしてください 
梅田駅からすぐ、使いやすい立地にあります。

ごはんや一芯 大阪店

松本全廣さんのこと。

篆刻家の松本全廣さんに書いていただいた
「やっぱりめしだ。」という文字を掲げたときから 
ごはんや一芯は流行り出し、お店が育っていきました。

以来、僕の中では全廣さんの書は神がかったものとして映るようになり、
それ以降もお店を新しくつくるたび全廣さんにロゴをつくっていただき、
そしてお店が流行っていく。店づくりの方程式のようになっていきました。

松本全廣さんがつくられた 
「守拙巧妙(しゅせつこうみょう)」という
判子があります。その言葉の意味するところは、
「気取った感じでなく拙く控えめ。 
けれど巧みで優れた有様」
というものです。

それは私たちの考える料理の味と通じています。
凝った細工をして派手な味付けをするよりも
何より素材を大切にして
味の表現は極めてシンプル、
けれど飽きが来ない味わいがある。 
それが本当に美味しい料理ではないか。

だから、全廣さんのアートは、
私たちの考える美味しさというものを
的確に表現してくれている。そう感じています。

我々が“ごはんや”を営む上での根幹的な部分、“要(かなめ)”を
全廣さんの書が担ってくれていました。
だから、一芯の代官山店や神戸店に来ていただくとわかりますが
「やっぱりめしだ。」の書は店の奥に据えられた神棚に
大切に飾られています。

今から20年以上も前、
恵比寿三越で書の展覧会をしていた
松本全廣さんと偶然に出会い、
初対面だったにもかかわらず、感じるものがあって
「やっぱりめしだ。」と文字を書いてくださいとお願いしたあの日から
私たちのごはんやは前進し始めることができました。
だからこそ、2008年、全廣さんが亡くなったと聞いたときは
茫然自失でした。

しかし、歴史はつないでいくもの。 
茶漬け 分福 – cha-zuke BunBuku」や、
2022年にリニューアルした「とうふ 空野 恵比寿店」のロゴは
松本全廣さんの奥様である松本冬美さんが手掛けてくださっています。
「とうふ空野 恵比寿店」は冬美さんのアートがよく合って
お店の価値を上げてくれています。

松本全廣(まつもとぜんこう)
1952年、横浜に生まれる。篆刻(てんこく)、陶芸、絵画、書、木彫など幅広く創作。1996から長野県東御市に游印肆玩古堂工房を開く。2008年、逝去。

松本冬美(まつもとふゆみ)
1982年、東京藝術大学美術学部芸術学科卒業。篆刻(てんこく)の他、版画・ドローイング・陶オブジェなど創作。2008年、夫・松本全廣より「玩古堂」を引き継ぐ。

茶漬け 分福– cha-zuke BunBuku
とうふ空野 恵比寿店

テーブルウェア・フェスティバル2023に出展しました!

東京ドームで開催されるテーブルウェア・フェスティバルに「ごはんや一芯 やっぱりめしだプロジェクト」として、出展することになりました。
店で使用しているオリジナルの食器など多数取り揃えてます。
一芯代官山店のスタッフも会場で商品を案内し盛況をいただきました。

30周年を迎える「テーブルウェア・フェスティバル」は、
日本各地の窯元の作品や世界各国の陶磁器をはじめ、ガラス、漆器など、
様々なテーブルウェアが一同に会する日本最大級の“器の祭典”です。
多様なライフスタイルを表現するテーブルセッティングの展示や、
200を超える出展ブースを中心に、オンラインイベントでは
会場だけでは伝えきれない楽しみ方をご紹介します。
「テーブルウェア・フェスティバル」の様々な魅力を
会場とオンラインの双方からお楽しみくださ
https://www.tokyo-dome.co.jp/tableware/

[期間]
2023年1月27日(金)~2月5日(日)
時間10:00~19:00(初日は11:00から、最終日は18:00まで)入場は閉場の1時間前まで
[出展者名] 
ごはんや一芯 やっぱりめしだプロジェクト
[場所]
東京ドーム:ブース№54
[入場方法]
前売り券:2,200円/当日券2,500円
詳しくはこちらをご覧ください
https://www.tokyo-dome.co.jp/tableware/ticket/

ごはんや一芯 2022年冬限定メニュー

あん肝奈良漬けおろし

帆立と冬野菜のサラダ

大阪店

昆布〆帆立と冬野菜のサラダ

代官山店

炙り帆立と数の子のサラダ

神戸店

燻し帆立と冬野菜のサラダ

京都店

寒鰤の雲丹味噌焼き

大阪店

焼き鰤 柚子胡椒だれ

代官山店

寒鰤焦がし醤油焼き

神戸店

寒鰤焦がし醤油焼き

京都店

里芋明太子の湯葉衣揚げ

大阪店

烏賊と里芋のいがぐり揚げ

代官山店

烏賊と菊菜の磯辺揚げ

神戸店

里芋と牡蠣の包み揚げ

京都店

蟹めし

大阪店

蟹めし

神戸店

淡雪林檎のレアチーズケーキ

大阪店・代官山店・神戸店

林檎のレアチーズケーキ

京都店

香り家 広島京橋店が第16回ひろしま街づくりデザイン賞 で建築物部門賞をいただきました

香り家広島 京橋店

ひろしま街づくりデザイン賞とは、広島の豊かな自然、街並み又は環境への配慮がなされ、良好な景観の形成に貢献すると認められる物件に対して表彰するデザイン賞です。広島の景観資源を再認識し後世に継承していくことに貢献すると認められる物件に贈られています。 弊社の香り家 広島京橋店が第16回ひろしま街づくりデザイン賞において建築部門賞をいただきました。

【選考理由】

河岸の自然景観の中で、金属質の幾何学的な形が程よいコントラストをなしている。斬新でありながら、木材を部分的に活用し、和とモダンを融合させた落ち着いたデザインとなっており、目立ち過ぎない建築色調と併せ、場に馴染んだ、さりげない佇まいとなっている。水の都ひろしまにふさわしく、品が良い好感が持てる建物である。

所 在 地 : 南区京橋町11地先 京橋川河岸緑地
施  主 : フードゲート株式会社 そば香り家 京橋
設 計 者 : 辻村久信デザイン事務所+ムーンバランス株式会社
施 工 者 : 株式会社新栄建設概  要 : 飲食店 S造 平家建て
      建築面積:63.90㎡ 延床面積:53.94㎡
完成時期 : 平成29年11月

TEL:082-262-1000
アクセス:広島電鉄(広島駅-広電西広島)
    稲荷町(広島県)駅出入口1 徒歩3分
営業時間:ランチ 11:00~16:00(L.O.15:30)
     ディナー 17:00~22:00(L.O.21:30)
定休日:なし(年始を除く)

空野 南船場店が日本商環境デザイン協会主催JCD国際デザインアワードにて出原秀仁賞をいただきました

空野 南船場店

「JCDデザインアワード」は、商環境を中心とする空間デザインの顕彰を目的として、1974年に公募形式ではじめられました。毎年の開催により、その時代の空間デザインの価値と可能性を抽出してきました。デザインの質と発見をより開かれたものとするために、2003年から公募対象をアジア地域に拡げています。審査は現在公開されており、多様な視点によって応募作を検証するために、継続して依頼する審査員以外に多くの特別審査員を招聘してきました。 2006年にネット応募、ネット審査+公開審査、賞の枠組、名称などの改変を行い、現在の「JCDデザインアワード」に至っている。

【JCDとは】

JCD(一般社団法人日本商環境デザイン協会)は、1961年に創立。1963年に社団法人として設立され、空間デザインの領域に関わる様々なクリエイターや組織によって構成されています。その活動の一つである「JCD Design Award」は、 1974年に商環境を中心とする空間デザイン(人間.社会.自然といった大きな要素)の顕彰を目的として始まりました。
http://www.jcd.or.jp/index.html(外部リンク)

所 在 地 : 大阪府大阪市中央区南久宝寺町4丁目5-6 ヴィルテックス本町B1F
施  主 : フードゲート株式会社 とうふ空野 南船場
設 計 者 : 辻村久信デザイン事務所+ムーンバランス株式会社
完成時期 : 2017年

TEL:06-6120-0644
アクセス:地下鉄御堂筋線本町駅 15番出口 徒歩3分 地下鉄心斎橋駅 3番出口 徒歩6分
営業時間:ランチ 11:30~15:00(L.O.14:30)
     ディナー (平日) 17:00~22:30(L.O.21:30)
         (土日祝)17:00~22:00(L.O.21:00)
定休日:不定休日あり
総席数:85席  平均予算(お一人様):3900円